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2009年03月 アーカイブ

2009年03月04日

テストの予想は難しい…

五ッ木・駸々堂が終了しました。

テスト終了後にいつも感じるのは、きちんと準備を手伝えたのかな…ということ。
今回も、出題範囲・狙いはバッチリ指導していたけど、五ッ木・駸々堂の作問のほうが工夫されていたということもありました。

昔から、一夜漬けという言葉がありますが、今の時期は、あまり教えたくありません。
むしろ、きちんと勉強するほうが大切。

でも、入試直前にはそうはいきません。
休み時間にたまたま覚えていたことが、見事出題された!
やった!と思って、終了後に報告してくれた生徒がありました。

「先生、すごいなぁ、
こんなことあると思えへんかった。
めっちゃラッキーやった!」

「よかったなぁ!で、どこをおぼえてたん?」


「……わすれた……。」

こんな一夜漬け(10分漬け?)もあるのです。


記憶には、短期記憶と長期記憶があるそう。
短期記憶は、むしろ忘れることが前提になっているようで、そこから大切な情報をつかみ出し、長期記憶に転換するのが、いわゆる「覚える」という作業。

今は苦手でも、まだまだ練習する余地はあります。
ぜひ、頑張ってください。

/☆

2009年03月08日

「お問い合わせ」のページができました!

いつも「航開日誌」をごらんいただきまして、ありがとうございます。
このたび、携帯からアクセスしやすい「お問い合わせ」のページを開設しました。

このブログの「リンク」欄にも追加しました。
携帯でご覧いただく場合、リンク欄はブログ記事の下の方になります。

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各種お申し込み、お問い合わせ、資料請求等の際にぜひご利用ください。

2009年03月17日

気になる漢字

日ごろ生徒のみなさんのノートやテストの答案などを見ていると、気になる漢字のまちがいがあります。
そんな漢字をいくつか集めてみました。

(1)「科学の発達」と書くときの「達」。「しんにょう」の上にのっている部分は、「幸」ではありません。下の部分の横線が3本あります。
これは、もともと、「大」+「羊」の組み合わせだったそうです。だから、下の部分は3本線です。

(2)「往復運動」の「復」、「複雑な模様」の「複」、「腹筋をきたえる」の「腹」などは、「へん」のちがいを書き分ける必要があります。
また、「複」の「ころもへん」を「しめすへん(ネ)」にしてしまうと、書き取りテストなどの採点者は必ずチェックしていますから注意してください。

(3)「展示会」の「展」も書きまちがいの多い字です。「表」のように、下の部分に「ノ」の一画をつけてしまうと誤りです。

漢字を覚えるときに、あらかじめまちがえやすい点に注意しておくと効果的です。
また、形のよく似た漢字は、(2)のように、そのグループごと、熟語などと一緒にまとめて覚えておくことでまちがいを防げますよ。

2009年03月19日

気になる漢字(2)

前回、まちがいやすい漢字はまとめて覚えておく方がいいと書きましたが、それの例をもう少し考えてみます。

「規則を守る」 「土地を測量する」 「箱の側面を見る」
これらの中の「則」「測」「側」の音読みは、すべて「ソク」です。「則」の部分が共通で、そのため同じ音読みになります。
「そばにくっついて離れない」とか、「つねにそばにあるきまり」という意味だそうです。「水の深さなどを測る」、「人のかたわら、そばという意味の側」を表すために、「さんずい」と「にんべん」をそれぞれ付け加えています。

このように、発音(音読み)を表す部分と意味を表す部分とでできている漢字を「形声文字」といいます。形声文字は漢字全体の9割を占めるとも言われています。また、常用漢字のうち、6割が形声文字だそうです。形声文字をうまく利用してグループで覚えることができれば、漢字を一度にたくさん、しかもまちがいなく覚えられると思います。

2009年03月21日

気になる漢字(3)

「則」という字には、「そばにくっついて離れない」という意味があると書きましたが、実は、漢字の成り立ちを研究する学者によって、いろいろな説があります。
そのため当然、調べる辞典(字典)や参考書によって、説明のちがう文字がたくさんあります。

「則」は「貝」+「刀」という考え方や、「鼎(かなえ=食べ物を入れるあし付きの容器)」+「刀」という考え方などがあるようです。
その解釈も(1)「お金(=貝)をナイフで切り分けること」とか、(2)「肉などの食べ物を入れた容器のそばに置いたナイフ」とか、(3)「食べ物の容器に、他の人と約束した内容を刃物できざみ付けること」とか、解説されています。

「そばにくっついて離れない」という意味になるのは、(2)の考え方です。

ためしに、手近な漢字の辞典(字典)の「則」のページを開いてみてください。
「解字」や「成り立ち」などと書かれているところがその説明です。どんな説明が書かれているでしょうか。

2009年03月25日

気になる漢字(4)

漢字の成り立ちには、いろいろな説があるのが普通です。
調べる辞典(字典)によってさまざまな説明が書かれています。

前回の「則」という字も、まさにそうでした。
でも、そんなにいろいろな説をすべて覚える必要はないでしょう。
私たちは、自分が一番納得できて、しかも覚えやすい説明を一つ知っていれば十分ではないでしょうか。

そしてそのとき、大きな助けになるのは、「部首」の理解だと思います。
「則」の例では、その右側の部分(つくり)が「りっとう」で、「刀」の意味だということを知っていると、いろいろな意味で役に立ちます。

2009年03月31日

気になる漢字(5)

形のよく似た部首は、書くときに「どちらだったかな?」と迷うことがあります。
前に取り上げた「神・祖・福」の「しめすへん」と「初・複・補」の「ころもへん」以外にも、いろいろあります。
「にんべん」と「ぎょうにんべん」、「きへん」と「のぎへん」、「さんずい」と「にすい」、「ひへん(日)」と「めへん(目)」などです。
「休・仕・住」などの「にんべん」は、人が立っている姿を横から見た形で、「人」と同じです。
「待・徒・往」などの「ぎょうにんべん」は、「行」の字の左側だけを書いたもので、もとは十字路をかたどったこんな形でした。

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