日ごろ生徒のみなさんのノートやテストの答案などを見ていると、気になる漢字のまちがいがあります。
そんな漢字をいくつか集めてみました。
(1)「科学の発達」と書くときの「達」。「しんにょう」の上にのっている部分は、「幸」ではありません。下の部分の横線が3本あります。
これは、もともと、「大」+「羊」の組み合わせだったそうです。だから、下の部分は3本線です。
(2)「往復運動」の「復」、「複雑な模様」の「複」、「腹筋をきたえる」の「腹」などは、「へん」のちがいを書き分ける必要があります。
また、「複」の「ころもへん」を「しめすへん(ネ)」にしてしまうと、書き取りテストなどの採点者は必ずチェックしていますから注意してください。
(3)「展示会」の「展」も書きまちがいの多い字です。「表」のように、下の部分に「ノ」の一画をつけてしまうと誤りです。
漢字を覚えるときに、あらかじめまちがえやすい点に注意しておくと効果的です。
また、形のよく似た漢字は、(2)のように、そのグループごと、熟語などと一緒にまとめて覚えておくことでまちがいを防げますよ。