気になる漢字(6)
ぎょうにんべんだけでなく、ぎょうがまえも、「みち、やり方」などを表す部首です。
「街、術、衛」などがその例です。まん中の部分を取り去ると、「行」の字があらわれます。
こんな場合も漢字を1字ずつ別々に覚えるのではなく、よく似た字形をグループにして覚えたほうが便利ですね。
« 2009年03月 | メイン | 2009年05月 »
ぎょうにんべんだけでなく、ぎょうがまえも、「みち、やり方」などを表す部首です。
「街、術、衛」などがその例です。まん中の部分を取り去ると、「行」の字があらわれます。
こんな場合も漢字を1字ずつ別々に覚えるのではなく、よく似た字形をグループにして覚えたほうが便利ですね。
漢字には、人や、人の体の一部をかたどった部首がたくさんあります。
一見、ちがう形に思えるものでも実は同じことを表す字だった、ということもあります。
「止」は人の足を表しています。「足」はその上に「ひざ」の意味の「口」を付け加えて、「ひざから下の部分」を表しています。
そして「止」を上下に並べると「歩」になり、左右に並べると「発」の上の部分(はつがしら)になります。
「夏」の下の部分(なつあし)や「冬」の上の部分(ふゆがしら)は、下を向いた足を示し、「舞」の下の部分(まいあし)は、左右に開いた下向きの足を示しています。
また、前回「ぎょうがまえ」の部首の字としてあげた「衛」の中の部分は、「口」の上に左向きの足、下に右向きの足の形を書いたものです。この字全体で「口」印の場所のまわりをぐるぐる回って守るという意味を表しています。
このようにいろいろな「足」の表し方を知っていると、多くの漢字の意味を覚えるときに役立ちます。
たとえば「降」という字は「丘」や「階段」を表すという「こざとへん」の右側に、下向きの右足と下向きの左足をたてに並べた字だとわかりますね。「降(お)りる」とか「降(ふ)る」と読む字だということが、納得できます。
4月恒例の入学式が各学校で行われていたようです。
ご参加された保護者のみなさま、おめでとうございました。
私もいくつかの学校の入学式に参加される生徒と保護者の方々をお見かけする機会がありました。
正門前の桜の木の近くは絶好の記念撮影ポイントですので、多くの方が写真を撮っておられました。
ある学校では、写真撮影のために長い行列ができていたほどでした。
今年はわりに晴天の日が多く、桜も満開でしたので、いい写真になったのではないでしょうか。
そして校門の前では、いろいろな塾がチラシを配っていましたので、たくさんのチラシをかかえながら校門をくぐる方も多く見受けられました。
さらに、学校によっては、校門に入るとクラブの部員たちが待ち構えていて、新入生を勧誘しているところもありました。
ちょっととまどいながらも、どの顔も晴れ晴れとして、とてもいい雰囲気でした。
この日の気持ちを忘れずに、充実した学校生活を送っていただきたいものです。
よく似た字形の漢字も、まとめて覚えたほうがいいと思います。
例えば「ひろう」と「すてる」は、意味は正反対なのに、漢字はとてもよく似ているので困りますね。
「拾」は音読みが「シュウ、ジュウ」、訓読みが「ひろ(う)」です。
「捨」は音読みが「シャ」、訓読みが「す(てる)」です。
この2つの字形の違う部分だけを比べてみると、「拾」の「口」の上にある「一」の部分と「捨」の「口」の上にある「土」の部分だけだということがわかります。
その違いの部分を忘れないようにするいい方法を考えてみてください。
航路開拓舎のある先生はこんなわかりやすい覚え方を考え出しました!
漢字は、象形文字(しょうけいもじ)から始まったと言われています。物の形をそのままかたどって表した文字です。山や川、水、目、人など、基本的な部首の多くは象形文字です。
ひょっとしたらこのような文字は、話す言葉がちがっても、ほとんどの人が理解できるのではないでしょうか。標識やシンボルマークと同じような感覚で、世界共通に使える文字(記号?)かもしれません。
今では発音だけを表す文字である「アルファベット」も、もとはと言えば、やはり象形文字だったようです。
たとえば、「A」は雄牛を、「D」は扉を、「E」は窓を、「M」は水を、「K」は手のひらを表していたそうです。
そんなことを知ると、なんだか急にアルファベットが身近に感じられる気がしませんか。
世界保健機関(WHO)は、日本時間で今朝、メキシコで発生した豚インフルエンザが世界各国に広がったことを受け、世界の警戒水準(フェーズ)を一段階上の「4」に引き上げたと発表した。人から人へと急速に感染する新型インフルエンザの発生を宣言、世界的な大流行(パンデミック)が始まる危険があると警告した。
----日本経済新聞特報より-----
恐れていたことが、少しずつ現実味を帯びてきているようで、気になります。
電車に乗っていて、マスクをした人が多いように感じたのは、気のせいでしょうか。
しばらく人ごみの中に出かけなくても過ごせるように、食糧や生活必需品を少しずつ備蓄しておこうかな、と考えてしまいました。
ふつうのインフルエンザ対策と同じで、うがいや手洗いの実行が大切なようです。
熱があったり、咳をしていたりする生徒には、気をつけてあげないといけないな、と思います。
みなさんも、どうぞご注意ください。
そして、正確で新しい情報にアンテナを張っておいたほうがいいようですね。