漢字の成り立ちには、いろいろな説があるのが普通です。
調べる辞典(字典)によってさまざまな説明が書かれています。
前回の「則」という字も、まさにそうでした。
でも、そんなにいろいろな説をすべて覚える必要はないでしょう。
私たちは、自分が一番納得できて、しかも覚えやすい説明を一つ知っていれば十分ではないでしょうか。
そしてそのとき、大きな助けになるのは、「部首」の理解だと思います。
「則」の例では、その右側の部分(つくり)が「りっとう」で、「刀」の意味だということを知っていると、いろいろな意味で役に立ちます。