漢字は、象形文字(しょうけいもじ)から始まったと言われています。物の形をそのままかたどって表した文字です。山や川、水、目、人など、基本的な部首の多くは象形文字です。
ひょっとしたらこのような文字は、話す言葉がちがっても、ほとんどの人が理解できるのではないでしょうか。標識やシンボルマークと同じような感覚で、世界共通に使える文字(記号?)かもしれません。
今では発音だけを表す文字である「アルファベット」も、もとはと言えば、やはり象形文字だったようです。
たとえば、「A」は雄牛を、「D」は扉を、「E」は窓を、「M」は水を、「K」は手のひらを表していたそうです。
そんなことを知ると、なんだか急にアルファベットが身近に感じられる気がしませんか。