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2010年07月 アーカイブ

2010年07月08日

英語を得意に(1)

最近、塾に来られる中学生の方に、英語の苦手な人が続きました。

英語がどうもニガテで・・・という生徒のみなさんの話をよく聞いてみると、単語がうまく覚えられないから、という方が案外多いです。これでは、英語の入り口のところでいきなりつまずいてしまったことになります。

そんな方へのニガテ克服法として、つづり字を見ながら発音をしてみて、どの文字の部分をどんなふうに読んでいるかを意識して覚えることをお勧めしています。

たとえば、ボールを正しく ball と書けず、いつも boll と書いてしまう人は、al や all というつづり字は「オール」と読むことが多いということを覚えるだけで、スペルミスが減ります。そして、 all(オール)はもちろん、also(オールソウ), call (コール), tall(トール), fall(フォール). wall(ウォール), already(オールレディ)などの単語も覚えやすくなります。

英語のつづり字と発音の関係は、 ローマ字の知識に、英語独特の読み方の知識を少しプラスするだけで、すぐに覚えられるものがほとんどです。でも、教科書や学校の授業などでは、なぜかそのあたりをあまりていねいに教えてもらえません。

「何回も書いていれば、自然に覚えるよ!」という教え方だけでは、英語の入り口でよろけたり、倒れたりする生徒を増やしてしまうような気がします。

2010年07月09日

英語を得意に(2)

英語の単語を発音と関連させて覚えるには、ローマ字の知識が役に立ちます。
本来、小学校でローマ字の基礎を習うのですが、十分に理解できないまま、英語の勉強をはじめる場合も多いようです。

以前、英単語のつづりがなかなか覚えられないという生徒がいました。ローマ字の読み方がよくわかっていないと思い、説明していると、「あ、パソコンのキーボードの入力と同じですか?」ときました。
詳しく聞いてみると、パソコンの入力はすらすらできて、日本語の入力もローマ字でしているそうです。でも、それがローマ字だと意識していなかったのです。また、キーの位置で覚えているため、入力の際にアルファベットの文字もあまり見ていないようです。

この生徒の方の場合、英語を書くとき、パソコンのキーボードを頭の中で思い浮かべることで、かなり単語の読み書きを覚えることがスムーズにできるようになりました。
なかなか乗り越えられなかったことが、ちょっとしたアドバイスで解決できた一例です。
パソコンが普及した現代では、この生徒のような方もこれから増えてくるかもしれません。

2010年07月12日

英語を得意に(3)

私自身の経験ですが、英語を習いはじめたころ、自分の名前をつづけ字(筆記体)ですらすら書けたらかっこいいだろうなあ、と思ったものでした。
今でも、そんな生徒のみなさんは多いようです。そこで、筆記体の練習をしてもらうときには「大文字のFは、こんなふうにしたらかっこよく書けるよ」とか、「早くきれいに書くためには、こんなウラワザ的なコツがあります」ということを説明します。そして、ひととおりの文字を覚えたら、必ず自分の名前をきれいに筆記体で書く練習から始めます。上手に書けると、とてもうれしそうな表情をしてくれます。
このような筆記体の練習は「英語を書く」という、基本的で重要な作業に、前向きに取り組んでもらうひとつの方法だと思っています。

英語が得意で成績もかなり良い、という生徒のみなさんは、やはりノートやテストの答案を筆記体できれいに書いている人が多いです。最初はぎこちないですが、慣れてくると筆記体はとても便利です。英語を早く正確に書けるので、多くの量の英文を書いても、疲れにくいという利点もあります。

でも最近、学校教育ではあまり重視されていないように感じて、少し残念です。

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