まったく正反対のものとか、相性の悪いものを表す言葉に「水と油」があります。
これは生徒の皆さんには、必ずしもわかりやすい言葉ではないようです。水と油を実際に混ぜてみた経験がないと、ピンと来ないのでしょう。
そこで、下の写真のような「『水と油』実感ツール」を使って、観察してもらうことにしました。
上の濃いオレンジ色の部分は、ラー油です。下の方の透明な部分はただの水です。容器の内側に少しラー油がついているので水の部分も、ややオレンジ色がかって見えています。
これをよく振ると、水と油が混じり合って全体がオレンジ色になりますが、しばらくすると、軽いラー油が上に、重い水が下に移動し、また元のように分離します。
生徒の皆さんは、とても不思議そうにその様子を見てくれます。
バーチャルな体験の世界が広がるほど、自分自身でいろいろな現象をしっかり見て実感することが大切になるのではないでしょうか。
ところで、英語にも「水と油」という表現があります。日本語と順序が逆で oil and water (オイル アンド ウォーター)と言うそうです。