ここ数日、街角を行く人々のマスク着用率がどんどん上がってきています。私の周りでは、5月16日(土)は3割程度、17日(日)で5割ほど、18日(月)で6~7割、19日(火)になると8割ぐらいの人がマスクをしているように見受けられました。
そして今、どこへ行ってもマスクが売り切れ状態で、手に入りません。入荷予定もわかりません。オークションなどでもマスクの価格が急騰しているようです。これは一つには、テレビ、新聞などのメディアがマスクや手洗い、うがいなどの必要性について情報を流しているからだ、とも考えられます。
一方、ヨーロッパやアメリカなどではマスクがインフルエンザの感染防止になるという科学的根拠はないとまで言われているそうです。
世の中の、あふれるほどの情報から正しいものを冷静に選んで、その情報に基づいて適切な判断を下していくことができるのか、ということは、現代社会で生きる人すべてに向けられた問いかけでしょう。
このことが今回の新型インフルエンザ騒動によってあらためて多くの人々に問い直されているような気がします。